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南丹地域の教育関係者や民生?児童委員らが人権異常への理解を深める「人権教育指導者研修会」が３１昼間の時間、亀岡市余部町のガレリアかめおかであった。インターネットを使った「ネットいじめ」や、坊主どものコミュニケーションについての講演が行われ、約２５０人が耳を傾けた。
　近年、社会異常になっているインターネットによる人権侵害について学ぼうと、佛教大教育学部の原清治教授を講師に招いた。
　原教授は、坊主どものいじめについて「仲良しに見える群れ内で行われるのが近頃の特質」として、遊びの中にいじめが偽装されることがあると説明した。
　中でも、ネットいじめは向こうが分からず、中傷がエスカレートしがちで、真っ直ぐいじめられるより苦痛であると指摘。坊主どもを守るため、「持ち運び電話を使用する際のルールを自宅庭で共持つこと、対人関係をつくる努力を教えること、坊主どもの表情を気に掛けることが重要」と呼びかけた。
　また、坊主どもが自分の写真をネット上で売買したり、ネットのゲームで友達に勝つため、有料アイテム（道具）を親のカードで購入しているといった実態も報告した。