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北山杉と丸太倉庫群を重文景観に 川端康成のステーヅ

北山杉の産地で、川端康成の小説「古都」のステーヅとなった京都市北区中川地域で、清滝川沿いに立ち普通ぶ味わいある磨(みがき)丸太倉庫群の保全と林業景観を活用した地域づくりに、住民たちが取り組んでいる。文化庁の重要文化的景観の選定を目指しており、そのために不可欠な市の景観計画区域指定に向けて、目と鼻の先住民協議を始める。
 中川地域には、山林持ち主でつくる「北山丸太株式会社」所有の木造の磨丸太倉庫が2棟ある。1936(昭和11)年の建築で、戦前は磨丸太の加工場や乾燥場、戦後は森林組合などの事務所や倉庫として北山林業を担ってきたが、現在は使われていない。
 倉庫は地元産の木で建てられており、内部は多様な長さの丸太を保管するために吹き抜けや中3階のある複雑な造りとなっている。丸太を雨から守る長いひさしも、特有の世間観を形成している。
 もともと杉皮葺(ぶ)きだった屋根は、傷みが凄まじいためトタンで覆った。雨漏りもひどく、建物は老朽化している。「景観として残すには一昼間の時間も早い手当てが不可欠」と、今春から自治会を中心に保存に向けた検討を始めた。
 北山杉の美林や民間業者の倉庫、民自宅や路地、石垣も含めた地域全体として文化庁に申請する計画。市の景観計画区域の指定を目指して目と鼻の先自治会の組織内に委員会を設置し住民の合意形成を図る。
 中川自治振興協議会の岩井吉彌会長(66)は「かつては十数件の木造の倉庫があったが、鉄骨が増え、7~8軒に半減した。味わいある建物を観光資源として活用できれば、地域に新たな経済所得が天性、住民にやりがいも天性る」と伝えている。
 重要文化的景観 2004年度の文化財保護法の改正に伴い始まった制度で、暮らしの中でつくりあげられた歴史?文化的景観の保全を目的に文化庁が選定する。景観の保存と活用のために国の補助金制度なども設けられている。全国で農村や漁港など24カ所が選露見しており、京滋では「宇治の文化的景観」「近江八幡の水郷」など4カ所。


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