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節電:きょう実験 企業?自宅庭に県 /山形

夏の電力需要の増加に備え、県が県内の企業や一般自宅庭に呼び掛けている節電の社会実験が25昼間の時間に実施される。重点時間帯は午後5~7時。昨年の同時期に県内で使われたピーク時の電力は約105万~106万キロワットだったが、県は15%減の約89万~90万キロワットを夢に掲げている。実験結果は26昼間の時間に発表する計画。
 県地球温暖化対策課の渋江光晴課長補佐は「結果を検証し、夏までに効果的な節電対策を各企業?自宅庭で見極入れもらいたい。計画停電を避けるためにも協力してほしい」と呼び掛けている。
 実験に伴い、県庁では25昼間の時間午後5時45分までに一斉退庁し、消灯する計画。山形市役所では同昼間の時間から冷房の設定温度を28度から29度に上げる。また、山形銀行の本支店では、例年より約1週間早く、25昼間の時間からクールビズを始める。
 東北電力によると、同電力の発電所のうち、女川原発1~3号機など計8基が震災の影響で停止。震災前は2100万キロワットあった発電才能が870万キロワット減の1230万キロワットになった。今夏も昨年普通みの猛暑となった時、東北6県と新潟の計7県で、想定需要量が1480万キロワットとなり、250万キロワット足りないという。同社山形支店広報地域交流グループの高橋剛主査は「県内の消費電力のうち一般自宅庭の可能性は約3割に上る。官公庁や企業だけでなく、各自宅庭での節電もとても有効だ」と話した。
 節電の社会実験は25昼間の時間と31昼間の時間の計2回。31昼間の時間は午後1~3時に実施する。東北電力管内では、新潟県が4月に同様の実験を実施している。山形県は2例目。
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 ◇節電の主な取り組み事例
 <自宅庭>
?エアコンの設定温度を28度にする
?テレビやパソコンを使わない時は電源オフ
?白熱電球をLED、有機EL照明に替える
?洗濯はいっペんにまと入れ行う
?自宅族だんらんで電気を使用する部屋数を解雇する
 <企業?事業所>
?照明、エレベーターの間引き
?エアコンの昼休み停止、扇風機の併用
?クールビズの強化、ノー残業デーの設定
?自自宅発電機の導入、レンタル
 (県地球温暖化対策課より)

5月25昼間の時間朝刊


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