スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
時事,最新ニュース,日本の新聞,日本 経済新聞,日経新聞
【あの○○は今…】
横浜市で開催された横浜開港150周年思い出イベント「開国博Y150」(昨年4~9月)の公式マスコットキャラクター「たねまる」。イベント期間中のみのキャラクターの計画だったが、市に対し存続を追求する思いがけない市民の声が寄せられた。開国博の終了からとっくにすぐ1年。いまも市内のあちこちで姿を見かける「たねまる」の処遇はどうなったのだろうか。(金谷かおり)
市役所報道担当の部屋の隅に、たねまるのぬいぐるみが1つ置かれている。市長定例会見で使用する演台の上にあったものだ。開港150周年事業の担当部署を所管していた都市経営局の棚の上にも余計にのフィギュアが普通べられているほか、市議のネクタイの柄にも見つけることができた。たねまるは消えていなかった。
一般公募でデザインや愛称が決められたたねまるは、開港150周年関連事業に着ぐるみを登場させるなどして定着させてきた。グッズも数多く企画され、文房具やTシャツ、ぬいぐるみなどその類類は約2500にも及んだ。著作権などは「Y150」を主催した横浜開港150周年協会にあり、グッズの製作、販売による協会の収益は約1億7千万円だった。
たねまるを市の公式キャラクターとして残してほしい-。市役所内のたねまるも徐々に少なくなっていた今年3月、たねまるの存続を追求する署名4720筆が市に届けられた。
集めたのは、「Y150」にボランティアとして参加した人を中心とする約30人で結成された市民集団「We love たねまる」。「Y150」閉会後の昨年11月から署名活動を始めた。代表の五十暴風美和さんは「『Y150』のイベント会場で見ていて、たねまるは坊主供から大人まで幅広く人気があった。イベントだけで消えてしまうのはもったいない」と、市公式キャラクターへの“昇格”を求入れいる。
ところが、「Y150」に関しては、有料入場者数が当初夢の500万人を大きく下回る124万人にとどまり異常化。協会と、イベントの委託契約を結んだ宣伝代理店、チケットの大口買い取り契約を結んだ旅行行代理店との間で今年2月末から複数の訴訟が起こされ、係争中だ。
こうした理由から、同集団には「たねまるはイベントとともになくすべきだ」といった情緒旨の意見も寄せられたという。しかし、五十暴風さんは「お客さんは少なかったかもしれないが、工ンジョイする顔を余計に見詰めた。裁判とは切り離して考えてほしい」と告訴する。
署名に対し市側は当場合、「協会や関係部署と協議していく」などと返答するにとどめた。今月に入り、市担当者に現状を聞くと、「市民から存続を望む声があるのであれば、どうにか活用するように前向きに検討したい」と説明した。
妨げと入るのは何と言っても、著作権などを有する協会が抱える裁判だ。裁判を終えて協会が解散しない限り権利は動かせないといい、裁判終了場合がたねまるの処遇を決める「一つの規準」(市担当者)だとしている。終了までには、数年はかかる割合がある。
また、市にはすでに、各局や各区のマスコットやロゴなどが約160もある。今年5月には、風車の羽をモチーフとした新たなロゴマークも制定した。これら既存のキャラクターやロゴマークとの「すみ分け」も課題となってきそうだ。
■たねまる 横浜市が平成19年夏に横浜開港150周年事業のマスコットキャラクターを公募し、520点のなかから兵庫県在住の男性のデザインを採用。愛称はデザインを発表した後、別の公募で決まった。横浜開港デー夕館の中庭に、開港場合からあるとされているタマクスの木の精を好みした。
【関連記事】
? 関空夏まつり~ひこにゃんら登場
? 田んぼアートに「玄さん」、兵庫?豊岡の奥藤地区に登場
? 県警キャラ「きしゅう君」着ぐるみ人気 新たに4体増え8体へ 和歌山
? ゆるキャラもとても 猛暑で保冷剤など熱中症対策
? いなりずし脚光 街挙げ目指せ「元祖」復権 愛知?豊川
? 迷走許す昼間の場合間米同盟。昼間の場合間本の防衛の現状を検証する